酒気残りに注意!

皆さん「酒気残り運転」という言葉をご存知でしょうか?酒気残り運転とはお酒を飲んだ翌日に酔いの自覚が薄いにもかかわらず体内にお酒が残っている状態を指します。

 

一晩寝ればアルコールが抜けて運転ができるだろうと思っている方は多いと思います。しかし、アルコールは1時間当たり4g程度しか分解されないことが分かっています。アルコール度数5%、500mLのビールを飲むとすべて分解するのに5時間もかかってしまいます。

飲酒運転事故のうち酒気残りが原因の事故は思いのほか多いのです。平成30年の飲酒運転交通事故による内訳では酒気帯び運転の約75%に次いで酒気残り運転が約20%と続いており、酔いの自覚のないドライバーが事故を起こすケースが多くなっています。コロナ禍になってからは家飲みを楽しむ人が増え、夜遅い時間までお酒を飲み、翌朝の運転で事故を起こすケースが増えてきています。

翌日運転することがわかっている場合は飲む時間と量をきちんと把握しながらお酒を飲むことが重要です。

 

 

 

勘違いしやすい酔い覚まし方法

・アルコールには入眠効果があり、お酒を飲み、寝ると起きた時にはすっきりしているかもしれません。しかし、睡眠中はアルコールの分解速度は大幅に遅くなるので睡眠を取ったからと言って安心できません。

・水を飲んだり汗をかけばアルコールが抜けるのが早くなると感じることがあると思います。しかし水を飲んだり汗をかいても減るアルコールの量はごくわずかで効果的とは言えません。

 

酒気残りを防ぐには

・寝酒の習慣を控える

アルコールは入眠までの時間が短くなるが睡眠が浅くなるデメリットがあります。寝酒を続けているうちに寝酒をしないと寝られなくなったり、酒の量を増やさないと寝られなくなり、結果としてアルコール依存症に至ることもあります。

・飲み始めの時間と飲酒量を把握しましょう。

翌朝に運転することがわかっている場合は運転を始める前にアルコールの分解を終える必要があります。その為に何時から飲み始めたか、どの程度飲んだかを把握する必要があります。

酒気残りは自覚が少ないため、以上のことを気をつけながら交通事故を防ぎましょう!

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