今月末から秋の交通安全運動が始まります!!
9月21日から30日までの10日間秋の交通安全運動が始まります!最終日は全国で交通事故死者数ゼロを目指す日になります。毎年行われるこの運動は交通安全の普及、浸透を図り交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付け、国民自身による道路交通環境の改善をすることにより交通事故防止の徹底を図ることを目的とされています。
運動重点
1.こどもと高齢者を始めとする歩行者の安全の確保
交通事故死者数全体のうち,歩行中の割合が最も高い。また,次代を担うこどものかけがえのない命を社会全体で交通事故から守ることが重要であるにもかかわらず,幼児・児童の死者・重傷者は歩行中の割合が高い。さらに,歩行中の交通事故による死者数のうち高齢者の占める割合が高い。このため,こどもと高齢者を始めとする歩行者の安全の確保を図る必要がある。
2.夕暮れ時と夜間の交通事故防止及び飲酒運転等の根絶
例年,日の入り時間が急激に早まる秋口以降は,夕暮れ時や夜間に重大交通事故が多発しており,交通死亡事故の第1当事者の多くは自動車で,歩行者の死亡事故の多くが道路横断中に発生している。このため,夕暮れ時と夜間の交通事故防止及び飲酒運転等の根絶を推進する必要がある。
3.自転車等のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底
自転車乗用中の交通事故死者数は減少傾向にある一方で,自転車関連事故件数は2年連続で増加し,全事故に占める自転車関連事故の割合も増加傾向にあるほか,自転車乗用中の交通事故死傷者数のうち10歳から25歳未満の若年層の割合が高い。また,自転車乗用中におけるヘルメット非着用時の致死率は,着用時と比較して高く,自転車乗用中死者の人身損傷主部位は,頭部が半数以上となっている。
重点に関する推進事項
1.こどもと高齢者を始めとする歩行者の安全の確保
➀歩行者の交通ルール遵守の徹底
・歩行者に対し,横断歩道を渡ること,信号機のあるところでは,その信号に従うこと等の基本的な交通ルールの周知を推進
・歩行中幼児・児童の交通事故(飛び出し事故など)の特徴を踏まえた交通安全教育の推進
・安全に道路を通行できるように保護者や教育関係者からの幼児・児童への教育推進
・高齢歩行者の死亡事故(横断中の事故)の特徴を踏まえ高齢者自身が,加齢に伴って生ずる身体機能の変化を理解し,安全な交通行動を実践するための交通安全教育等の推進
・反射材用品等の効果や使用方法の周知の促進
②歩行者の安全確保
・通学路等、子供が日常的に集団で移動する経路等における見守り活動の推進
・通学路の交通安全プログラムに基づく点検や対策の推進
2.夕暮れ時と夜間の交通事故防止及び飲酒運転等の根絶
➀夕暮れ時と夜間の交通事故防止
・夕暮れ時と夜間における死亡事故の特徴を踏まえた交通安全教育等の推進
・夕暮れ時における自動車前照灯の早めの点灯の励行
・夜間の対向車や先行車がいない状況におけるハイビームの活用促進
・自動車運送業を始めとする事業者による従業員への夕暮れ時と夜間の運転時の注意喚起
②運転者の歩行者等保護意識の向上
・交通ルールの遵守と歩行者や他の車両に対する「思いやり・ゆずり合い」の気持ちを持って通行する交通マナーの呼び掛け
・横断歩道等に歩行者等がいないことが明らかな場合を除き,直前で停止可能な速度で進行する義務や横断歩道等における歩行者等優先義務等の遵守による歩行者等保護の徹底
・運転者に対し,歩行者等保護の徹底を始め,安全に運転しようとする意識及び態度を向上させるための交通安全教育や広報啓発の推進
・運転中のスマートフォン等の使用や注視の危険性についての広報啓発の推進
③飲酒運転の根絶
・交通事故被害者等の声を反映した広報啓発活動等のほか,飲食店等における運転者への酒類提供禁止の徹底やハンドルキーパー運動の促進など,地域,職域等における飲酒運転根絶への取組を推進し,「飲酒運転を絶対にしない,させない」という「飲酒運転を許さない社会環境」の醸成
・運転者の点呼時におけるアルコール検知器の使用促進や業務に使用する自動車の使用者等における義務の遵守の徹底
④妨害運転等の防止
・妨害運転等の悪質・危険な運転についての広報啓発の推進
・「思いやり・ゆずり合い」の気持ちを持った運転の必要性,ドライブレコーダーの普及促進等に関する広報啓発の推進
⑤高齢運転者の交通事故防止
・高齢運転者に対する加齢等に伴う身体機能の変化が運転に及ぼす影響等を踏まえた交通安全教育及び広報啓発の推進
・衝突被害軽減ブレーキ等の先進安全技術を搭載した安全運転サポート車の普及啓発とサポートカー限定免許制度についての広報啓発の推進
・身体機能の変化等により安全運転に不安のある運転者等に対する安全運転相談窓口の積極的な周知及び利用促進並びに運転免許証の自主返納制度及び自主返納者に対する各種支援施策の広報啓発による自主返納の促進
⑥後部座席を含めた全ての座席のシートベルト着用とチャイルドシートの正しい使用の徹底
・全ての座席におけるシートベルト着用とチャイルドシートの使用義務の周知・指導の徹底及びその必要性・効果に関する理解の促進
・シートベルトの高さや緩みの調整,チャイルドシートの確実な取付方法やハーネス(肩ベルト)の締付け方等,正しい使用方法についての広報啓発の推進
・高速乗合バスや貸切バス等の事業者に対する全ての座席におけるシートベルト着用を徹底させるための指導・広報啓発の推進
⑦二輪車運転者に対する広報啓発
・二輪車の特性の周知やヘルメットの正しい着用とプロテクターの着用による被害軽減効果に関する広報啓発の推進
・若者層のみならず,中高年に対する二輪車安全運転教育・広報啓発の推進
3.自転車等のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底
➀自転車利用者のヘルメット着用と安全確保
・全ての自転車利用者に対するヘルメット着用の必要性・効果に関する理解の促進と努力義務化を踏まえた着用の徹底に向けた広報啓発の推進
・夕暮れ時の早めの灯火点灯と反射材用品等の取付け促進による自転車の被視認性の向上
・幼児を幼児用座席に乗車させる際のシートベルト着用及び幼児二人同乗用自転車の乗車・降車時における転倒等の具体的な危険性の周知や安全利用に関する広報啓発の推進
・自転車利用者の安全を確保するための定期的な点検整備の促進
・自転車事故被害者の救済に資するための損害賠償責任保険等への加入促進
②自転車の交通ルール遵守の徹底
・「自転車安全利用五則」の活用による車道通行の原則,車道は左側通行,歩道は歩行者優先等の通行方法や自転車通行空間が整備された箇所における通行方法の周知と遵守の徹底
・信号の遵守や交差点での一時停止・安全確認のほか,夜間の無灯火走行,飲酒運転,二人乗り,並進の禁止等交通事故防止のための基本的な交通ルールの周知と遵守の徹底
・スマートフォン等使用時や傘差し等の片手運転,イヤホン等を使用した運転の危険性の周知と指導の徹底
・自転車を用いた配達業務中の交通事故を防止するため,関係事業者等に対する交通安全対策の働き掛けや自転車配達員に対する街頭における指導啓発,飲食店等を通じた配達員への交通ルール遵守の呼び掛け等の推進
③特定小型原動機付自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底
・特定小型原動機付自転車に関する新たな交通ルールの周知と遵守の徹底及び被害軽減のためのヘルメット着用の徹底
・特定小型原動機付自転車の利用者に対する販売事業者,シェアリング事業者等と連携した安全利用についての広報啓発の推進
出典:内閣府
https://www8.cao.go.jp/koutu/keihatsu/undou/r05_aki/youkou.html
秋の交通安全期間中はすべての人が交通安全に意識を向け少しでも交通事故を減らせるようにしましょう!