車を運転していている時、自転車が急に飛び出してきたり、自転車の発見に遅れヒヤっとした経験はありませんか?実は2020年の山梨県の中高生自転車交通事故件数は全国6位
・・・(続きはこちら) 車を運転していている時、自転車が急に飛び出してきたり、自転車の発見に遅れヒヤっとした経験はありませんか?実は2020年の山梨県の中高生自転車交通事故件数は全国6位と非常に多くなっています。自転車との交通事故は自動車の速度がそんなに出ていない場合でも相手の打ちどころが悪いと重大な事故になりかねません。
そこで、今回は自転車との交通事故を防ぐためのポイントを紹介していきたいと思います。
自動車と自転車の事故の発生状況をみると、交差点内の出会いがしら事故が半数以上を占めており、特に信号機や標識が整備されていない交差点での事故が多くなっています。
死亡事故の発生状況をみてみると、昼間の追突事故件数は全体の30%に対し夜間は62%と約2倍の件数となっています。その原因として、夜間ではドライバーの視界が悪くなり自転車の視認が遅れスピードが出ている状態で自転車に追突し、死亡事故に至ると言われています。
当院のある酒折地域は中学生、高校生、大学生が多く、細い道路も多いため自転車との事故が起こりやすい地域です。
自転車との事故を回避するために事故が発生しやすい交差点、夜間の運転、自転車の追い越しの際の注意点を紹介していきます。
~交差点を通過する際の注意点~
・信号のある交差点
信号が青に変わったらすぐに発進せずに周囲から自転車が交差点内に侵入してこないかを確認してから徐行で通過しましょう。
・信号のない交差点
信号がなく、見通しの悪い交差点では止まれの標識が無くても一時停止を行い安全確認を行いましょう。次に少し前進し、左右の道路の安全が確認できる場所で停車しゆっくりと進行しましょう。
~夜間の走行~
夕方、夜間は自転車の発見が遅くなります。日が沈み始め周囲が暗くなってきたら早めにヘッドライトをつけることを心がけましょう。
また、自転車を運転する方は事故を防ぐために反射板がついているか、ライトはしっかり点灯するか確認しましょう。
~自転車を追い越すとき~
自転車を追い越すときは急に飛び出してくることを想定して、減速して自転車との間隔をあけて通過しましょう。自転車が急に車道に飛び出す可能性がある場合は減速し、自転車との間隔をとるか、ときには一時停止して自転車を先行させることも大切です。
最近は自転車をスマホを見ながら運転したり、イヤホンをつけて運転している方が増えているので車の存在に気付かず突然道路を横断する恐れがあります。
もうすぐ新年度になり自転車通学に慣れない学生や、新しい通学路を使う学生が増えてきます。この時期は一年の中で最も自転車事故が多くなります。ドライバーの皆さんは安全運転をし、交通事故を防ぎましょう。