コロナ感染対策の一つとして自転車を利用する人や、免許返納後の移動手段として電動アシスト自転車を使い始める高齢者の方が増えてきているそうです。利用者が増えれば事
・・・(続きはこちら) コロナ感染対策の一つとして自転車を利用する人や、免許返納後の移動手段として電動アシスト自転車を使い始める高齢者の方が増えてきているそうです。利用者が増えれば事故が増えます。今回は自転車事故の防止について紹介していきたいと思います。
自転車事故で特に多いのが対自動車の信号のない交差点での出会い頭事故です。自動車との事故は過失割合に関係なく自転車側に被害が集中します。重大な事故に繋がらないために自転車の安全な乗り方を今一度確認しましょう。
自転車事故の発生状況
自転車交通事故の件数、死傷者数は年々増加傾向にあります。そのうち死傷者の4割は若者と子供が占めています。安全不確認・一時不停止、信号無視が主な原因を占めており自動車との事故が8割以上を占めています。
自転車事故のパターン
自転車は道路交通法で自動車と同じ車両に含まれています。車両としての交通ルールを守らなければ自転車側も責任を問われます。自転車はどのような状況で事故に遭ってしまうのかみていきましょう。
パターン➀ 安全不確認(急な進路変更)自転車は機動性の高い乗り物なので車道を走っている際前方に駐車している車両や障害物があった場合スピードをそのままに進路を変更して車道中央付近を走行することがあります。この時後方の安全を確認しないと乗用車に後ろから追突され事故に繋がってしまいます。パターン② 一時不停止
自転車事故はこのパターンが最も多い事故になります。
信号のない見通しの悪い交差点で自転車が交差点に進入したところ、自動車にぶつかってしまう出合い頭事故が多発しています。原因は自転車の一時停止の標識を無視して起きる場合がほとんどです。自転車側は「車両」という事を自覚して運転しなければこのような交通事故に繋がってしまいます。
パターン③ 信号無視
自転車側が信号無視をして交差点に進入し起こる事故も少なくありません。
自転車側が「信号は赤だけど自分が渡れば自動車は止まってくれるだろう」と思いこみ事故が起きてしまいます。
パターン④ 歩道上での歩行者との接触
この事故は自転車側は車道を走行していないことが原因にあります。自転車はやむを得ず歩道を走ることもあるかもしれませんがスピードを緩めず走っているとこのような事故に繋がってしまいます。
自転車の安全な乗り方
1・自転車は原則車道を通行!
自転車は車両に区分されるので原則車道を通行しま
しょう。
2・車道は左側を通行!
自転車は車道の左側を通行しなければ対面する自動
車や自転車にとって危険になります。
3・歩道は歩行者優先で車道よりを徐行
自転車も例外的に歩道を通行できることがありま
す。しかし歩道は歩行者優先の為、車道側を徐行し
て通行しなければなりません。
4・安全ルールを守る
当たり前のことですが、二人乗りをしない、並列走
行をしない、飲酒運転をしない、夜間はライトを点
灯する、信号を守る、一時停止をする等の基本的な
ルールを守らなければ事故に繋がってしまいます。
5・子供はヘルメット着用
自転車乗車中の事故による被害を軽減させるために
ヘルメットを装着しましょう。
自転車は「車両」に分類されている為、交通ルールを守らないと事故へつながるリスクが高くなる乗り物です。手軽に乗れる乗り物ですが時に相手に被害を与えてしまったり自分への被害も大きいものになる可能性を忘れず正しく乗ることを心がけましょう。